カタール・オープン準優勝!
18歳という若さで準優勝!
しかもフォキナ・マレー・ルブレフ・モンフィスと下し決勝まで来ました。
惜しくも決勝ではハチャノフに敗れてしまったものの、印象としてはかなり大きかったのではないかと思います。
全豪でもいいところまで行ってたから想定外というほどでもないけどすごい!!
ヤクブ・メンシクはこんな選手
さらに細かく言うと…
フォアハンド
強打もありますが、基本的には下からこすり上げて軌道を上げようとするストロークです。
そんなスイングなのに、ボールの速度が速いのはスイングスピードの速さにあるのかなと思っています。
構えてラケットを一度下に下げたあとからインパクト時までのスイングスピードが速いです。
これで遠くに飛ばそうという感じではなく、速度を上げて相手にとられないようにしているんだと思います。
バックハンド
攻めるときは攻めて守るときは守ります。
7:3で守りの方が多いですが、しっかりボールが飛んでいるので守りとはいっても、次攻められることが少ないです。
あとはバックで守ってフォアで崩してバックで決めるというパターンよく見受けられます。
とはいってもフォアが強烈なので切り札とかそういうものではない気がします。
サーブ
足をそろえて前に力を加えるフォームです。
実際ファーストサーブも回転系のサーブではなく、フラット気味で速いサーブを打ち込んできます。
ちなみにセカンドサーブもそこまで回転がかかっているわけではないので、速度をかなり落としています。
(いや、ファーストが速いだけか…?)
武器と言われれば武器ではありますが、セカンドになると攻められるので武器じゃないといわれると武器じゃない気がします。
ネットプレー
あまりネットでフィニッシュということはないですが、サービスダッシュもしてきます。
とはいっても基本はストロークで崩してフィニッシュまでもっていく選手なので、オールラウンダーではなく、ベースライナーということでいいでしょう。
あとは、若さと反応でネットプレーしている感じなので、すごいうまいかといわれるとシングルスプレーヤーのネットプレーという感じです。
フットワーク
正直フットワークはあまりよくない印象です。
2歩くらい外に出された時も結構ギリギリになることが多く見受けられ、ディフェンスは苦手なのかなと思います。
といいつつオフェンスサイドに回った時はまさに【猛攻】という言葉らしく、相手に何もさせないくらい攻めてきます。
器用さ
ドロップショットは使ったりしますが、点で狙うということはあまりないです。
どちらかというと深いボールや速いボールをうまく混ぜつつ相手を崩すという感じなので、器用なプレーはそこまでしないかなという印象です。
アルカラスとかルーネとかとはまた違った選手です。
(ビッグ4だとナダルタイプ?)
ヤクブ・メンシク基本情報
名前 | Jakub Menšík(ヤクブ・メンシク) |
生年月日 | 2005年9月1日 |
出身地 | チェコ プロスチェヨフ |
年齢 | 18歳 |
身長 | 193cm |
体重 | 83kg |
利き手 | 右利き |
バックハンド | 両手バックハンド |
プロ転向 | 2022年 |
シングルス最高ランキング | 87位 |
ダブルス最高ランキング | 402位 |
ツアー戦歴
2024年
大会名 | サーフェス | 成績 |
カタール・オープン(ATP250) | 屋外ハード | 準優勝 |
全豪オープン(グランドスラム) | 屋外ハード | 2回戦 |
プロ転向から一気に頭角を現した若者。
ランキングヒストリー
年 | 最終ランキング |
2022 | 407 |
2023 | 167 |
2024 | 87 |
サーフェスごとの勝敗
サーフェス | 勝敗 | 勝率 |
クレー | 0勝0敗 | 0% |
グラス | 0勝0敗 | 0% |
ハード | 9勝3敗 | 75% |
経験浅いのに75%って…
試合でのデータ
ファーストサーブ確率 | 60% |
サービスゲームキープ率 | 83% |
リターンゲームブレーク率 | 15% |
ファーストサーブが若干低いのにキープ率は結構高水準。
ということはセカンドサーブがいいってことかな?
リターンに関しては若干安定さに欠ける。
といってもまだまだ18歳!
使用ラケット
ウィルソン:ブレード98 18×20 V9
ブレード98 16×19 V9は試打したので一応記事を載せておきます。
使用ストリング(ガット)
ルキシロン:アルパワー 125
多分アルパワーだと思う。