結構人気であるフレーム厚が超薄いラケット。
通称極薄ラケ。
ただ、極端に薄いフレームの極薄ラケだと意外とデメリットもあります。
というか極薄ラケを打っていて感じたことがあるので、お伝えできればと思います。
個人的【極薄ラケ】の定義
この記事で言っている極端に薄いラケットの定義は…
って感じ。
ちなみに主要メーカーの極薄ラケは15本。
メーカー | ラケット |
Wilson | – |
Tecnifibre | – |
BabolaT | – |
Prince | PHANTOM GRAPHITE97・100・107 PHANTOM100・O3 100 TOUR 95・100・O3 100・100SL |
HEAD | RADICAL PRO・MP GRAVITY PRO PRESTIGE PRO |
YONEX | EZONE 98・98L |
【極薄ラケ】のメリット
極薄ラケのメリットとしては以下が上げられるかなと思います。
では詳細解説です!
スピンがかかりやすい
スピンがかかる仕組みとしてはガットが大半を占めると考えていますが、ラケットのスペックでもスピンはかかると考えています。
どういうことかというと、フレーム厚が薄いほどラケットがしなるようになります。
そのしなった分が戻るときに復元力となり、その力によってスピンがかかるといった仕組みとなります。
ただ、インパクトしたときにそのしなりがどこまでボール絵の影響があるのかは不明ですが、全く影響しないというのはないと考えています。
そのため、しなるラケットの方がスピンがかかりやすいということになります。
振り抜きがいい
簡単に言うと空気抵抗が少なくなるので振り抜きがよくなります。
ハードなスペックともとらえられますが、その分フェイスサイズが小さかったりバランスが手元よりだったりと、スイングスピードが出やすいようなスペックとなっております。
そのため、フレーム厚が薄いだけの効果ではないですが、振り抜きがよくなる要素の1つとなります。
【極薄ラケ】のデメリット
さて、今回のメインテーマです!
極薄ラケのデメリットとしては以下です。
ブレが半端ない!
これにつきます。
実は前作のファントム100を打ってて気づいたのですが、ブレが比べ物にならないです。
ど真ん中で捉え続けられればあまり関係ないですが、しなりによるブレみたいなものは感じられるので、ちょっと使い続けるのは厳しいです。
ブレで振動が起こって腕に負担がかかる感じがする。
イーゾーン98はなぜそこまで感じないの?
これは自分の今ある知識を集めた推測になります。
実はイーゾーン98もシャフト部分はかなり薄く19.5mmしかないんです。
むしろファントム100より薄いんですが、ブレをあまり感じない。
その要因は以下かなと考えています。
フェイス部分のフレーム厚
イーゾーン98はシャフトは薄いものの、フェイス部分は一番厚いところで24.5mmもあります。
一般的にいう中厚のラケットと同じになります。
ここである程度はブレの要素が軽減しているのではないかと思います。
シャフトの形状
イーゾーンのシャフトの形状を見るとちょっと平べったくなっています。
縦のフレームは薄いものの横のフレームはかなり厚くなっています。
なので、フレームが薄いラケットに多いBOX系のシャフトとは全く別のものになるので、その部分でもしっかりブレ要素を軽減しているのではないかと思います。
まとめ
今回は極薄ラケのブレというテーマで書いてみました。
正直使う人のレベルでいいと感じたりダメと感じたりするんだと思います。
上手ければうまい人ほど、真ん中で捉える技術は高くなるので、ブレは気にしなくなりますし、むしろ打球感を感じ取りやすいと思うのでいいと感じる人が多いと思います。
少なくとも自分は、そこまで真ん中で捉え続ける技術はないので、21~23mmくらいの適度に薄いラケットはいいと思いますが、薄すぎるラケットは使えないかなと思ってしまいます。
ちなみに厚すぎると打ってる感覚がなくなるので好みではないです。