ラケット

【ラケット徹底解説:重さ編】 重いからっていいわけではない理由 軽すぎるとどうなるの? 【テニスラケットの選び方】

ラケットのスペックである重さについて解説していきます。

全て科学的に証明されている内容ではなく、自分の推測も入っているのでご了承いただければと思います。

後ほど触れますが、この記事のみ説明上【重さ】を【質量】とさせていただきます。

結論:質量が変われば何が変わる?

  • 反発力
  • スイングスピード
  • ブレ

この3つが変わります。

ではどのように変わるのか?

こちらも見ていきたいと思います!

質量が変わるとどう変わるの?

大きい小さい
反発力アップダウン
スイングスピードダウンアップ
ブレ減少増大

ちょっと表現の方法に迷いましたが、ざっくりこんな感じです。

そして重さについてちょっと触れておきます…

重さについて

物理学?では以下のように考えられているそうです。

  • 重さ = 物体に働く重力の大きさ
  • 質量 = その物体が有しているそのものの量

そのため、スペック表に書いてある重さとは【質量】のことになります。

重要なのは呼び方ではなくて、実は質量にはほかの意味も含まれます。

その他の意味は…

  • 動かしにくさ
  • 重力を発生させにくさ

つまり、重力を発生させたくない場所に質量を持っていけば動きにくくなるんじゃないかということが仮説として立てられます。

それを踏まえてラケットへの影響を詳しく見ていきたいと思います。

ラケットの質量は何に影響するか

先ほど質量の変化は【反発力・スイングスピード・ブレ】に影響すると言いましたが、実際にどう影響するのか見ていきたいと思います!

反発力

大きい = 反発力アップ 小さい = 反発力ダウン

まず反発力が変化する要因の1つとして、質量の大きさがあります。

ぶつかるものの質量、つまりラケットとボールの質量で反発力(球威)が変化します。

ただ、ボールの質量は決められないので、質量で反発力を変えたければ、ラケットで調整するしかないです。

とはいっても反発力を変えたいからという理由だけでラケットを変えるわけにもいかないので、市販のリードテープで調整するのがいいかなと思います。

スイングスピード

大きい = スイングスピードダウン 小さい = スイングスピードアップ

これはイメージしている通りです。

質量が大きければ振りにくいですし、小さければ振りやすいです。

また、スイングスピードも反発力に影響してきます。

スイングスピードが速ければ反発力はアップしますし、遅ければ反発力がダウンします。

ただ、質量のみでスイングスピードのアップダウンをいうのは少し難しく、ここにバランスポイントなどの要素も入ってきます。

そのため、質量はスイングスピードを変化させる1つの要素と思っていただいた方が、ニュアンスとしては正しいと思います。

ブレ

大きい = ブレ減少 小さい = ブレ増加

ブレは質量が大きいほど少なくなってきます。

なので、単純に言うと重いほどブレなくなってきます

質量と反発力とブレ

先ほども記載したように質量が大きいほど【動かしにくさ】や【重力は発生しにくくなる】ということになります。

ということは動かしたくないところや重力を発生させたくないところに質量を持ってくれば、変化や変形が少なくなるのではないかと思います。

まずこれを反発力に置き換えると、力の入る方向が定まっている方がエネルギーが一定方向に加わり、力が伝わりやすくなります。

つまりインパクト時に変形しそうなフェイスやスロート部分に質量を持ってくれば、反発力が上がるのではないかと考えます。

また、ブレも似たような感じで、フェイスやスロートなどブレてほしくない部分に質量を持ってくれば変形が少なくなるので、ぶれなくなるのではないかと思います。

とはいっても、ラケットのスペックでそんな柔軟に対応できないので、リードテープを活用して変形してほしくないところに張れば安定感が増すと思います。

ただ、『ブレてほしくないからいっぱい張ろう!』ってやるとスイングがかなりしにくくなるのでご注意ください。

まとめ

質量の変化は以下の効果があると考えています。

大きい小さい
反発力アップダウン
スイングスピードダウンアップ
ブレ減少増大

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