日本のエースである西岡良仁選手。
この記事では、テニス界の宝の西岡選手について深堀りしていこうと思います。
プロフィール
名前 | 西岡 良仁(Yoshihito Nishioka) |
誕生日 | 1995年9月27日(27歳) |
身長 | 170cm |
体重 | 64kg |
利き腕 | 左利き(両手バックハンド) |
出身地 | 日本 |
最高ランキング | シングルス37位・ダブルス210位 |
プロ転向日 | 2014年 |
戦績
勝敗
キャリア全体の勝敗を見ていきたいと思います。
Record(記録) | Win(勝ち) | Loss(負け) | Win Rate(勝率) |
全体 | 94 | 110 | 46% |
タイブレーク | 38 | 29 | 57% |
対TOP10 | 4 | 17 | 19% |
クレーコート | 10 | 19 | 34% |
グラスコート | 1 | 8 | 11% |
ハードコート | 83 | 83 | 50% |
インドア | 16 | 19 | 46% |
アウトドア | 78 | 91 | 46% |
第1セット取った後の勝率 | 71 | 22 | 76% |
第1セット落とした時の勝率 | 23 | 88 | 21% |
対右利き | 83 | 93 | 47% |
対左利き | 11 | 17 | 39% |
タイブレークに強い
正直、これは驚きました。
錦織選手はメンタル面もかなり安定しており、タイブレークに強いということはよく聞くと思いますが、西岡選手は意外と波がある選手だと思っていたので、負け越しかなと思っていました。
やはり日本人の選手はメンタルが安定している人の方が多いのでしょうか?
クレー・グラスが苦手でハードが得意
こちらは体格が関係してくるかなというところです。
クレーコートはバウンドが高くなる傾向があります。
そのため、170cmだとかなり高い打点で打つことが多く力が入らないと本人が言っていました。
グラスコートに関しては球足が速くなるので、フットワークがいい西岡選手にとっては有利かと思いきや、力で外国人選手に押し込まれてしまうのだと推測します。(それかただ苦手なだけか…)
となるとハードコートが得意…というかハードコートに力を入れ結果を残しているのだと思います。
やっぱり試合の流れが重要な選手
第一セットを取った時の勝率が76%と高いです。
逆に第一セットを落としてしまうと勝率は21%となってしまっています。
なので、いかに第一セットを取るかという試合運びになるかと思います。
獲得タイトル
年 | ツアーシリーズ | 大会名 |
2018 | 250 | 深圳・オープン |
2022 | 250 | 韓国・オープン |
プレースタイル
得意なものはバックハンド
西岡選手の得意なものはバックハンドです。
スピン系のボールではなく、多少きつくてもフラットで打ち込んでいきます。
バック側に来たときは結構安定しており、相手も厳しくなることがあり、打ち合いになることが多いです。
フォアハンドは軌道が高い
ハックハンドとは逆です。
しっかりスピンをかけて軌道が高く深いムーンボールを打っていきます。
スイングからもそれが伝わり、上にこすり上げるような感じでスイングしています。
サーブは右利きにはきつい
西岡選手は左利きです。
右利きにとって左利きのサーブはバックハンド側かつ外側に逃げていくので、取るのが大変です。
実際に西岡選手もエースを狙うというよりは、相手を崩すことを意識しているらしいです。
西岡良仁のここが強い!!
ジョコビッチにも称賛されたコートカバー
若手の台頭により影が薄くなってしまいましたが、
コートカバーはかなり上手くジョコビッチに称賛されていました。
「とても速く、ツアーで最も速いプレーヤーの1人」
tennis365.net
同じく身長が170cmのシュワルツマンと同様に身長が低い選手は、
コートのカバー(特に上下)はかなりうまい印象があります。
ムーンボール
身長が低いからというのもあると思いますが、
ネットから少し高いスピンをかけたムーンボールが持ち味です。
弾道が高いことで、
ボールが深くなり打ち込まれることが少なくなったり、
ネットミスが減ります。
また、球威は下がってしまいますが、
カウンターされることも少なくなります。
繊細なタッチ
ドロップショットに限らず、
ボレーなどのタッチセンスもかなりいいです。
使用ラケット
ヨネックス:ブイコア98 – YONEX VCORE98 –
スピン系のラケットであるブイコアを使用しています。
まとめ
これから試合を見るときは戦略家として、ゲームを展開しているというように考えると、もっと面白くなると思います。