満を持して発売したピュアアエロ。
待っていた人が多いのではないでしょうか。
デザインこそ大きな変更点はないものの、中身は別物になっているといううわさもあります。
何が変わったのか、どこが変わったのか調べてきました。
ピュアアエロについて
- パワーのあるスピン系ラケット
- 柔らかい打球感
- スイートエリアが広くそこまで難しくない
パワーのあるスピン系ラケット
今作はグロメットホールが大きな変更点かなと思っています。
前作は楕円形のぐろめっとホールを採用していたため、打球時にガットがたわみやすく、スピンがかけやすくなっていました。
しかし、今作は通常のグロメットホールに変更されているので、グロメットからくるガットのたわみは少なくなっています。
そのため、スピンはかけにくくなりましたが、パワーロスが減少しているため、パワー寄りのラケットに変更されています。
柔らかい打球感
前作は『CARBON PLY STABILIZER』といって頑丈な素材をスロート部分に搭載していました。
なので、結構硬めな打球感でしたが、今作のピュアアエロには入っていません。
そのため、しなりが大きくなり柔らかい打球感が実現しています。
スイートエリアが広く感じる!?
前作同様、バボラといえば!の『ウーファーシステム』が搭載されています。
打球時にガットがたわみやすくなるのでスイートエリアが拡大してります。
ただ、そこに振動吸収やしなりなどの効果も入るため、若干スイートエリアが広がったと感じると思います。
ピュアアエロと相性がいい人
- ラケットにスピンとパワーの両方を求める人
- 少し高い軌道のボールを打つ人
- 柔らかい打球感が好きな人
ピュアアエロと相性が悪い人
- 低い軌道のボールを打つ人
低い軌道のボールを打つ人
いくらパワー系のラケット寄りになったと言っても、やっぱりベースはピュアアエロです。
スピン性能をなるべく落とさないようにしなりの要素を加えたり、ガットがたわみやすかったりするテクノロジーは、前作からの引継ぎで入っています。
なので、ネットぎりぎりでフラット系のボールを打つ人は、ネットをしてしまうため、あまり魅力的に感じないかもしれません。
グリグリにスピンがかかるわけではないので、気持ち少し高めの起動を意識すればしっかりコートに収まってくれます。
スペック一覧
ラケット名 | 長さ(mm) | 重さ(g) | フレーム厚(mm) | フェイス(inch2) | バランス(mm) | ストリングパターン |
300g | 685 | 300 | 23 – 26 – 23 | 100 | 320 | 16×19 |
TEAM | 685 | 385 | 23 – 26 – 21 | 100 | 320 | 16×19 |
テクノロジー
AERO MODULAR 3 – アエロモジュラー3 –
前作から搭載されているテクノロジーです。
正直言われないとわからないですが…
バンパー(フレームの外側についている黒いやつ)とグロメットの存在感をなくすことで、空気抵抗を減らしています。
振りやすくなっているためスイングスピードが向上します。
FSI SPIN
- 12時と6時の部分にスピンがかけやすくなる楕円形のグロメットホールを採用している
- ストリングパターンのピッチを広げている(パターンが粗くなっている)
一応、今作もFSIスピンは搭載しているらしいのですが、300gのピュアアエロに関しては、両方ともありません。
TEAMに関しては、ピッチは粗いのですが、楕円形のグロメットホールはありません。
なので、一応ピュアアエロには搭載されています。
- 300gのピュアアエロ・・・パワー系に変化
- ピュアアエロTEAM ・・・パワー寄りに変化
NF2-TECH – NF2テック –
- ピュアアエロ ・・・フェイスの3時/9時部分 + グリップに搭載
- ピュアアエロTEAM・・・グリップ部分のみに搭載
亜麻という振動吸収に優れた素材が搭載されています。
SWX PURE FEEL – SWXピュアフィール –
振動対策のエキスパート企業であるSMAC社が開発した振動吸収素材をフェイスの3時/9時部分に搭載しています。
開発者の方が言っていたのですが、ピュアアエロよりピュアアエロTEAMの方が衝撃吸収性能が高いらしいです。
ということは、NF2-TECHよりSWX PURE FEELの方が衝撃吸収性能は高いということがわかります。
TEAMの方が衝撃吸収され、300gの方は振動が残っている可能性がある
WOOFER SYSTEM – ウーファーシステム –
少しわかりづらいですが、グロメットのところが山なりになっているため、打球時にガットが良く動くようになり、ボールとガットの接触時間が増えます。
- スピンがかけやすくなる
- スイートエリア拡大
- 柔らかい打球感が生まれる
競合ラケット
ヘッド:エクストリーム – HEAD EXTREME –
テーマカラーなどもそうですが、近い時期に出たのですが、変化の仕方がそっくりすぎてビビりました!!
使用している選手
カルロス・アルカラス(シングルス最高1位)
最年少で世界ランキング1位に輝いたフィジカルモンスター。
ホルガー・ルネ(シングルス最高10位)
アルカラスに続く超期待の若手。
10代の頃からTOP選手と渡り合ってる超火力フォアハンドの持ち主。
レイラ・フェルナンデス(シングルス最高13位)
小型な選手だけどパワー系のGS準優勝選手。
まとめ
もともと人気だけどZ世代の若手がみんな使ってるので、さらに人気が出てきました。
また、スピン性能が落ちてパワーが上がったせいか「打ちやすい!」という人が増えた!?
是非、前作からの変化を感じてみてください!