結論:打球感は柔らかくなったが飛びは微妙
個人的な好みになってしまいますが、プレステージを扱ううえでネックだったのが、硬めというかしっかり芯があるような打球感でした。
今作は打球感がかなり柔らかくなっており、良い方向に向いたなと思ったんですが、飛びに関してはあまりよくない印象です。
アルパワーを張ったので、その影響で軌道は上げにくくスピンがかかるようになったのかもしれませんが、そうだとしてもナイロンやナチュラルしかないと考えると普段使うには厳しいかなと思います。
あとはもしかしたら多角形ガットとの相性がいいのかもしれません。
こんな人なら相性がいいかも!
今回のセッティング
ラケット:プレステージMPL
長さ | 27inch |
重さ | 300g |
バランス | 315mm |
フレーム厚 | 21.5 / 21.5 / 21.5 mm |
フェイスサイズ | 99sq |
ストリングパターン | 16×19 |
ガット:アルパワー 125
素材 | ポリエステル |
形状 | ラウンド |
メインは45ポンドで、クロス43ポンドで張ってるよ!
各項目の評価
プレステージMPL × アルパワー125はどっち向きか?
インプレ&コメント
スピンの影響で飛びが悪い
以前、レーザーコードでもプレステージMPLを打ったのですが、スピンがかかりやすかったです。
さらに今回のアルパワーでもかかるということは、そもそもプレステージにスピン性能が備わっているそうに思います。
ただ、飛びが悪くなってしまうというデメリットもあります。
そして今回はポリエステルのガットを張ったので、軌道はあげにくく飛びは予想通り悪くなってしまい、少し難しいラケットになってしまいました。
打球感はかなり柔らかくプレステージらしさがない
個人的には好きなのでかなり良いのですが、今までプレステージを使っていたユーザーはちょっと気に入らないかもしれないです。
なんたってプレステージは「打球感にはまる」と聞いたことがあったので…
打ったイメージとしては、ちょっと「びよんびよん」した感じがあるという印象です。
MPLでも少しハード寄りのラケット
飛びにくいということもそうですが、MPLでも少し扱いが難しいといった印象がありました。
スペックはもちろんなのですが、スピン量や打球感なども含めてとがっているラケットです。
ただ、かなり感覚ではあるんですが、ガットのチョイスで印象がガラッと変わるラケットでもあるかな…と思っています。
それこそ多角形ガットとかだと相性がよさそうです。
辛口評価
前作より確実に扱いやすくはなりましたが、飛ばすのにしっかり軌道を上げる必要があるので少し難しい部分が残っています。
そのため、現在の自分の技術力では扱えないと思ってしまいます。
高評価
打球感が柔らかくなっただけでもかなりの加点です。
プレステージは打球感で買う人もいるというほど、根強いファンがいると聞いたことがあります。
そこを敢えて変化させるのはすごいです。
とはいってもオーセチックの効果だと思いますが。
使ってみた率直な感想
評価:
高評価でも言っていますが打球感が柔らかくなっただけでもかなりの加点です。
ただ、それでもまだ飛びにくさからくる難しい印象が残るので評価としてはちょっと低めです。
とはいえ、ラケット自体はフレームが薄いこと以外は難しい部分がないので、その部分をガットで補う必要があるのかなと思っています。
過去に試したレーザーコードとアルパワーでは大差がなかったので、ラウンドポリは同じ結果になると思います。
なので、ナイロンもしくはナチュラルにすれば、軌道の上がりやすさから飛びが良くなり良い方向に向かうんじゃないかなと思います。
ただ、実運用としては少し考えにくいです。
まとめ
オーセチック2.0になってプレステージはだいぶ馴染みやすくなりましたが、それでも若干難しさが残ります。
ならいっそのこと振れる人じゃないと扱えないとかにしてもいい気がします。