ヘッドの中でも毎回デザインがカッコよすぎると自分の中で話題のグラビティMPのインプレです。
今作は前作に比べさらに
デザインがカッコよく…正直デザインでグラビティを超えるラケットは黒塗りしかない気がする。
…デザインだけではなく性能にも注目です!!
グラビティMPインプレまとめ
- パワーは『ホントにグラビティ?』ってくらいある。
- スピンがかかってる感じはしない。
- 打球感は結構柔らかい。
パワーは『ホントにグラビティ?』ってくらいある。
前作のグラビティMPを打ったことがあるのですが、もう別物です。
グラビティだと思って買わない方がいいです。
逆にグラビティが好きで前作を買った人は合わない可能性の方が高いと思います。
今作はしっかりボールも飛んでくれるため、パワーに関しては申し分ないです。
むしろヘッドのラインナップの中ではパワーがある方に分類されるんじゃないかなと思います。
スピンがかかってる感じはしない
スピンに関しては前作同様で、スピンがかかってるという感じはないです。
スピンをかけようとしてもそこまでかからないので、フラットで打った方がラケット本来の性能を発揮できるかと思います。
それも、普段の打ち方(結構スピンをかけるような感じ)で打った時に、めっちゃネットして相手のコートに入らなかったので、フラットがいいんじゃないかなと思っています。
打球感は結構柔らかい。
これはかなり意外でした!
グラビティMPはストリングパターンが16×20とかなり特殊なパターンになっています。
クロス(横糸)の本数が増えると面圧が高くなるので、ガットがたわみにくくなり打球感は硬くなるはずなのです。
がしかし!!なぜか打球感は柔らかめに仕上がっています。
オーセチックでスイートエリアが大きくなったこと(厳密には挙動が均等化された)が原因なのか、それだけで変わるのかというのがありますが、とりあえず打球感はかなり柔らかいです。
個人的な総合評価
- パワー :
- スピン :
- デザイン :
- 扱いやすさ :
- フィーリング:
先ほども書きましたが、前作のグラビティとは全くの別物です。
しっかり飛ばすこともできて、打球感が柔らかくフィーリングもいい。
前作みたいにティアドロップ型ではなくなった!?ので振り抜きもよくなった気がします。
デザインもかっこいいし普通に欲しいと思ってしまいました。
1つ挙げるとしたら、打球感は『クリア』ではなく『食いつき感』があるので、そこらへんの好みが分かれるかなといった印象があります。
あと、ハードヒッターには向かないかもしれません(僕はハードヒッターじゃないので関係ないですが。)
ってか、よくルブレフはこれで打ってるなというくらい飛びます。(PROとMPとじゃ飛びとかも違うとは思いますが。)
グラビティMP詳細情報
長さ | 685mm |
ウエイト | 295g |
バランス | 325mm |
フレーム厚 | 22mm |
フェイスサイズ | 100sq |
ストリングパターン | 16×20 |
搭載されているテクノロジー
ELLIPTICAL BEAM – エリプティカル・ビーム –
2時10時の方向のフレーム断面が楕円形になっているらしい。
楕円形になるとパワー系のフレームということになるので、面の安定性やボールの飛びがよくなります。
飛びがよくなっているのはこのフレームのおかげか!?
FLEX GROOVE – フレックス・グルーブ –
上の画像で『ココ』の部分のグロメットの溝が深くなっているとのこと。(端してみないとわからん。)
ただ、この溝によってフレームが薄くなりしなりが加わるので打球感が柔らかくなります。
もともとフレーム厚が22mmで薄いのに、さらに薄くするということはかなりフレームのしなりが大きくなります。
SWEET ZONE – スウィート・ゾーン –
これは最近のラケットに多いです。
フェイストップ部を広げることで、横糸が長くなりガットのたわみが大きくなります。
ヨネックスだとブイコアが同じようなフェイス形状を採用しています!
横糸が長く使えるということは、たわむ範囲も大きくなり、結果スイートエリアが拡大します。
簡単に言うと、真ん中を外してもガットの動き方がスイートエリアと近い動きをするため、結局スイートエリア拡大と同じだよね?みたいな感じです。
使用しているプロ選手
アンドレイ・ルブレフ
アレクサンダー・ズべレフ
似ているラケット
ヨネックス ブイコア – YONEX VCORE –
さっきも少し説明したんですが、ブイコアのスピン性能を落とすとグラビティというような感じです。
まとめ
前作から大幅な変更があり、かなり使いやすくなった気がします。
デザインもかなりかっこいいので人気が出そうな気がする…けど実際はそこまで伸びないと思う。
女子選手があまり使ってないから、ハードなイメージが強い。