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【ヘッド ラジカルMP 2021 インプレ】2023年新作発売前! ということで打ってきました – HEAD RADICAL-

さて、そろそろ新作も発売させる時期でしょう。

というより既にプロが使っているのでデザインを知っている人もいらっしゃるかと思います。

今まではラジカルというとマレーやアガシというイメージでしたが、最近はフリッツがTOP10に食い込んできているので、スピンがかなりかかるというイメージもあるかと思います。

では、早速インプレしたいと思います。

今回のセッティング

テニロボ
テニロボ
エレメント125を38ポンドで張っています。

ラジカルMPはどんなラケット?

  • パワー:パワーを出すのが少し難しい。
  • スピン:スピンはそこまでかからない。
  • フィーリング:打球感は硬め。

パワー:パワーを出すのが少し難しい。

フェイスサイズが98でフレームも薄めなので、しっかり真ん中に当てないとちゃんと飛んでくれません。

なので、パワーがないというよりも難しいと表現した方が正しい気がしたので、今回はこの表現にしました。

ラケット自体のパワーは中の下くらいといった感じでしょうか。

スピン:スピンはそこまでかからない。

スイングスピードが速い人はかかるかもしれませんが、基本はかからないです。

ラケット自体にスピンをかけるテクノロジーがないのもありますが、スペック自体もかかりやすいスペックではないです。

打った感じもガットのたわみやフレームのしなりを感じないので、かからないです。

とにかくかからないです…。

逆にフラット系のボールを打つ人には結構いいラケットになるかと思います。

フィーリング:打球感は硬め

これが驚きました!!

HEADのラケットって独特な打球感があるのですが、ラジカルにはなかったです。

スピードやブーン、エクストリームは打球時にボールを包み込んでくれるような打球感がありますが、ラジカルは感じさせないほど頑固?なラケットでした。

いい意味でです(笑)

ラジカルMPと相性がいい人

しっかりスイングでき自分の力でボールを飛ばずことができる人

フェイスサイズとフレームの厚さから想像もできますが、思っているより力が必要なラケットです。

当てるだけでボールを飛ばしたり相手の球威を利用して飛ばすのは少し技術が必要です。

ただ、しっかりスイングしてボールを打っていける方は安定して強打ができそうです。

フラット系のボールを打つ人

スピンはほぼかからないと思ってもらっていいかな…という感じです。

ボールを前へ前へ押し出すイメージで打つといい感じでした。

硬い打球感が好きな人

今回はサウンドグロメットという楕円形のグロメットが採用されているのにもかかわらず、打球感は結構硬めです。

楕円形のグロメットはガットがたわみやすくなるはずですが、『本当たわんでんの?』とも思うくらいです。

ラジカルMPと相性が悪い人

力に自信がない人

しっかりとしたボールを打つにはある程度自分で打っていく力が必要になります。

アシストがあるラケットではないので、カウンターを狙ったりするプレーは少し難易度が高いかもしれません。

ムーンボール系のスピン量を必要とするボールを打つ人

スピンがかかるモデルではないので、ボールの軌道を上げるのが結構難しいです。

また、軌道を上げられたとしてもスピン量でカバーすることができないので、そもそも軌道を上げるのをおすすめしないです。

しっかり自分から低い軌道で打つことをおすすめします。

柔らかい打球感が好きな人

フレームの薄さやグロメットの形状から柔らかい打球感を想像してしまいますが、そこまで柔らかくないです。

というよりも、スイートスポットで捉えられなければ結構硬めの打球感になるので、注意が必要です。

また、スイートスポットもそこまで広くないので、しっかり真ん中に当てられる人が使うラケットかなと思います。

ただ、真ん中に当てられる人はかなり気持ちいい打球感になると思います!

前作との比較

前作を打てていないので、比較は省かせていただきます。

しかし、ラジカル2023が発売するという噂..というかすでに使っているプロはいるので、新作のラジカルを打った時にそちらの記事で比較結果を書きたいと思います。

個人的な評価

  • パワー   :
  • スピン   :
  • デザイン  :
  • 扱いやすさ :
  • フィーリング:

総合評価

正直なところ、そこまで使いやすいラケットではなかったです。

というよりもしっかり自分からラケットを振って、真ん中で捉えられる人にとっては最高のラケットかもしれませんが、そうでない人にとっては微妙といった方が正しいかもしれません。

やはり安定しないというところが大きいです。

真ん中で捉えられなけでは飛ばないし、打球感も硬く感じにくい。また、スピンに関しては真ん中かどうか関係なくそこまでかかる印象はないです。

ここまでくると完全に使う人のスペックによって左右されるラケットだということがわかります。

ただ1つ、ここまで特徴がないということは、ガットの影響が出やすいかなとも思っています。

なので、今回はエレメントを38ポンドで張りましたが、ナイロンやナチュラルのガットを38ポンドくらいで張るとかなり使いやすいラケットに変化するかなという期待もあります。

競合ラケット

バボラ:ピュアストライク18×20 – BabolaT PURESTRIKE18×20 –

インプレ記事は出していないのですが、持っているので同じガットとポンド数で打ってみました。

結構ハードなところが似ていたので、競合のラケットとして挙げさせていただきました。

ストリングパターンは違うものの、飛ばない感じと打球感、振り抜き感が似ていました。

個人的なわがまま

全体的にグロメットを大きくする

パワーの足りなさと打球感は、ガットのたわみを大きくすれば補えるのではないかと考えています。

そのため、全体的にグロメットを大きくし打球時のガットの可動域を広げてあげれば、好き押しくらいはたわみが大きくなります。

結果、パワーが上がり、打球感も柔らかくなるため、よりアシスト感が強く打ちやすいラケットになるのではないかと思っています。

まとめ

ということで今回はラジカルのインプレでした。
正直なところ、好みがはっきりと分かれるラケットだという印象です。