ホントに硬式のプロ?と思うほどソフトテニス打法の彼。
(ソフトテニス経験者の僕からしても違和感が…)
強くなるのに打ち方は関係ないと思わせてくれます。
といっても、感覚は研ぎ澄まされてるんだと思う。
メドベージェフのココがすごい!!
研ぎ澄まされた当て感。
個人的には一番最初にメドベージェフを見たときは感覚がすごい選手だと思いました。
どこがすごいかというと、あれだけ大きいフォームなのに打ち負けることが少ないところに加えてボールの打ち分けも的確にやるところです。
フォームが大きければ大きいほど、インパクトまでの時間が長くなるため、速いボールへの対応が難しくなるはずです。
しかし、打ち負けることも少なければ、コントロールもしっかりしています。
また、さらに言うとメドベージェフは振り遅れることが多いです。でも、しっかりコントロールする。
当て感(こう当てたらこっちに飛ぶみたいな?)がかなりすごく、不器用そうに見えてかなり器用なんだと思います。
打ち方で損するタイプの選手です。笑(メドベージェフの打ち方をマネする人はいない)
高身長とは思えないほどのコートリカバリー能力。
大体、高身長だとパワーがある代わりにフットワークはない選手が多いです。
サーブ最強だけどレシーブは苦手とか。
メドベージェフは一味違く、左右に振られたボールもしっかり取り、ドロップショットなどの前後のボールにもしっかり対処します。
一見、普通かと思いがちですが、2m近くある選手があれだけ動けるのはなかなかないことです。
ゲームメイク術。
打ち方のほかにイメージされるのが『戦術家』というところではないでしょうか?
戦術家かどうかは正直わかりませんが、『何もしない』と『仕掛ける』の2パターンをしっかりと分けている選手だと思います。
何もしないときは、相手が仕掛けるまで本当に何もしません。
ずっと相手の苦手なところに打ち続けてきます。
ですが、チャンスの時(ちょっとしたチャンスではなくポイントが取れるという大切なところ)には左右に打ち分けたりします。
前後もありますが、基本は左右に振ることが多いです。
あとは、サーブとレシーブの切り替えです。
サーブはキープするチャンスなので、丁寧に組み立てます。
反対にレシーブは早く終わらせたい(相手の波に乗らない)のでポイントの合間が短いです。
戦術とは少し違いますが、しっかり自分に合ったゲームの組み立て方がある選手だという印象が強いです。
選手紹介
メドベージェフってどんな選手?
名前 | ダニール メドベージェフ (Daniil Medvedev) |
年齢(誕生日) | 27歳(1996年2月11日) |
身長 | 198cm |
体重 | 83kg |
出身地 | ロシア モスクワ |
プロ転向 | 2014年 |
バックハンド | 両手バックハンド |
最高ランキング(S / D) | 1位 / 170位 |
キャリア戦績
シングルス
戦 / 勝 / 負 | 429戦 306勝 123敗 |
勝率 | 71.3% |
獲得タイトル | 20 |
獲得賞金 | $31,343,187(43億3855万5288円) |
ダブルス
戦 / 勝 / 負 | 39戦 16勝 23敗 |
勝率 | 41% |
獲得タイトル | 0 |
獲得賞金 | $192,542(億2666万1965円) |
サーフェス別(シングルス)
クレーコート
戦 / 勝 / 負 | 53戦 28勝 25敗 |
勝率 | 52.8% |
獲得タイトル | 1 |
グラスコート(オムニコート)
戦 / 勝 / 負 | 50戦 33勝 17敗 |
勝率 | 66% |
獲得タイトル | 1 |
ハードコート
戦 / 勝 / 負 | 326戦 245勝 81敗 |
勝率 | 75.2% |
獲得タイトル | 18 |
成績
優勝
2018年
大会名 | サーフェス | グレード |
ジャパンオープンテニスチャンピオンシップ | ハード/インドア | ATP500 |
ウィンストン セーラム・オープン | ハード/アウトドア | ATP250 |
シドニー・オープン | ハード/アウトドア | ATP250 |
2019年
大会名 | サーフェス | グレード |
ソフィア・オープン | ハード/インドア | ATP500 |
シンナシティ・マスターズ | ハード/アウトドア | Masters1000 |
サンクトペテルブルグ・オープン | ハード/インドア | ATP250 |
上海マスターズ | ハード/アウトドア | Masters1000 |
2020年
大会名 | サーフェス | グレード |
ロレックス パリ・マスターズ | ハード/インドア | Masters1000 |
ATPファイナルズ | ハード/インドア | – |
2021年
大会名 | サーフェス | グレード |
オープン13 | ハード/インドア | ATP250 |
マヨルカ・オープン | グラス/アウトドア | ATP250 |
ナショナル・バンク・オープン | ハード/アウトドア | Masters1000 |
全米オープン | ハード/アウトドア | GRAND SLAM |
2022年
大会名 | サーフェス | グレード |
ロスカボス・オープン | ハード/アウトドア | ATP250 |
エルステバンク・オープン | ハード/インドア | ATP500 |
2023年
大会名 | サーフェス | グレード |
ANBアムロ・オープン | ハード/インドア | ATP500 |
カタール・エクソンモービル・オープン | ハード/アウトドア | ATP250 |
ドバイテニス選手権 | ハード/アウトドア | ATP500 |
マイアミ・オープン | ハード/アウトドア | Masters1000 |
BNLイタリア国際 | クレー/アウトドア | Masters1000 |
準優勝
2017年
大会名 | サーフェス | グレード |
マハラシュトラ・オープン | ハード/アウトドア | ATP250 |
2019年
大会名 | サーフェス | グレード |
ブリズベン国際 | ハード/アウトドア | ATP250 |
バルセロナ・オープン | クレー/アウトドア | ATP500 |
シティ・オープン | ハード/アウトドア | ATP500 |
ナショナル・バンク・オープン | ハード/アウトドア | Masters1000 |
全米オープン | ハード/アウトドア | GRAND SLAM |
2021年
大会名 | サーフェス | グレード |
全豪オープン | ハード/アウトドア | GRAND SLAM |
ロレックス パリ・マスターズ | ハード/インドア | Masters1000 |
ATPファイナルズ | ハード/インドア | – |
2022年
大会名 | サーフェス | グレード |
全豪オープン | ハード/アウトドア | GRAND SLAM |
ロスマーレン・グラスコート選手権 | グラス/アウトドア | ATP250 |
ハレ・オープン | グラス/アウトドア | ATP500 |
2022年
大会名 | サーフェス | グレード |
BNPパリバ・オープン | ハード/アウトドア | Masters1000 |
ランキング推移
年 | 年間最終ランキング |
2014 | 655位 |
2015 | 329位 |
2016 | 99位 |
2017 | 65位 |
2018 | 16位 |
2019 | 5位 |
2020 | 4位 |
2021 | 2位 |
2022 | 7位 |
2023 | 2位 |
使用ギア
ラケット:T-Fight 305 Isoflex
前作はしだしたことがあります。(記事はないですが。)
汎用性抜群のラケットです!
ウェア:ラコステ
シューズ:ラコステ
まとめ
かっこよくはないけどとにかくすごい。
今のプロテニス界にはいない部類の選手です。
やりにくそう…