ノバク・ジョコビッチはこんな選手
さらに細かく言うと…
フォアハンド
とりあえずミスがかなり少ないです。
ボールの軌道も低くも高くもなく丁度いい、でもネットギリギリのボールは決め球だけという印象があります。
また、ボールのスピードは他の選手(特に20代前半の若手)に比べれば早くはないですが、安定性はピカイチです。
あとは同じ球種かつコースを3球以上打つということはないらしいです。(最近同じコースに3球以上打ってるところを見ましたが、本人は意識してるらしい…)
バックハンド
こちらもかなり安定していますが、フォアより攻撃的なボールを打ちます。
ボールの軌道は低めで左右に振られてバックでとったときは、際どいコースに打つことも結構見受けられます。
ツアー選手が「バックハンドなら誰を選ぶ」という時にジョコビッチを選ぶ選手が多いのも事実で、安定性と攻撃性の両方を兼ね備えた武器だということもわかります。
サーブ
球速はない(一般人に比べれば早い)もののコースがエグい印象があります。
ワイド・センター・ボディの打ち分けがかなりはっきりしているので、そこまで球速がなくてもサービスエースが取れたり、チャンスボールが返ってきたりするんだと思います。
ネットプレー
まさにシングルスプレーヤーのボレーです。
攻撃的というよりもチャンスがあった場合に前に出て、際どいコースに落とす。
たまにサービスダッシュもしますが、どちらかというとストロークで崩してチャンスボールを待つという形が多いです。
フットワーク
これはジョコビッチの一番の強みではないでしょうか?
予測や足が速いことはもちろんですが、柔軟性があり、届かないと思われるボールもラスト一歩のスライディングで届くことが結構あります。
どうやら幼少期にスキーで培った柔軟性だそうです。
がしかし、今も毎日ストレッチを欠かさないことから、本人にも欠かせない要素だということがわかります。
器用さ
最近は見かける頻度が少なくなりました(年齢的に?)が、一時期ドロップショットをかなり多用している時がありました。(記憶では34~35歳くらい?)
フォアとバックの両方できかなり器用なことがわかります。
あとはドロップショットではないですが、体勢崩した状態でのバックハンドロブもかなり上手い印象があります。
ノバク・ジョコビッチ基本情報
| 名前 | Novak Djokovic(ノバク・ジョコビッチ) |
| 生年月日 | 1987年5月22日 |
| 出身地 | ユーゴスラビア・ベオグラード |
| 年齢 | 36歳 |
| 身長 | 188cm |
| 体重 | 77kg |
| 利き手 | 右利き |
| バックハンド | 両手バックハンド |
| プロ転向 | 2003年 |
| シングルス最高ランキング | 1位 |
| ダブルス最高ランキング | 114位 |
ツアー戦歴(優勝のみ)
ちょっと全て書くの大変すぎるので「マスターズ」「グランドスラム」「ATPファイナルズ」だけに大会名します…(優勝しすぎ)
マスターズ
| 大会名 | サーフェス | 年 |
| マイアミ・マスターズ | 屋外ハード | 2007・2011・2012 2014・2015・2016 |
| ナショナルバンク・オープン | 屋外ハード | 2007・2010・2011 2012・2016 |
| BNLイタリア国際 | 屋外クレー | 2008・2011・2014 2015・2022 |
| BNPパリバ・オープン | 屋外クレー | 2008・2014・2015 2016・2020 |
| ロレックス・パリ・マスターズ | 屋内ハード | 2009・2013・2014 2015・2021・2023 |
| ムチュア・マドリード・オープン | 屋外クレー | 2011・2016・2019 |
| 上海マスターズ | 屋外ハード | 2012・2013・2015 2018 |
| ロレックス・モンテカルロ・マスターズ | 屋外クレー | 2013・2015 |
| シンシナティ・マスターズ | 屋外ハード | 2018・2020・2023 |
グランドスラム
| 大会名 | サーフェス | 年 |
| 全豪オープン | 屋外ハード | 2008・2011・2012 2013・2015・2016 2019・2020・2021 2023 |
| 全米オープン | 屋外ハード | 2011・2015・2018・2023 |
| ウィンブルドン | 屋外グラス | 2011・2014・2015 2018・2019・2021 2022 |
| 全仏オープン | 屋外クレー | 2016・2021・2023 |
Nitto ATP ファイナルズ
2008・2012・2013・2014・2015・2019・2022・2023
マスターズ・GS・ATPファイナルズだけでこれ。どんだけ優勝してんだよ…
ランキングヒストリー
| 年 | ランキング(位) |
| 2003 | 679 |
| 2004 | 186 |
| 2005 | 78 |
| 2006 | 16 |
| 2007 | 3 |
| 2008 | 3 |
| 2009 | 3 |
| 2010 | 3 |
| 2011 | 1 |
| 2012 | 1 |
| 2013 | 2 |
| 2014 | 1 |
| 2015 | 1 |
| 2016 | 2 |
| 2017 | 12 |
| 2018 | 1 |
| 2019 | 2 |
| 2020 | 1 |
| 2021 | 1 |
| 2022 | 5 |
| 2023現在 | 1 |
サーフェスごとの勝敗
| サーフェス | 勝敗 | 勝率 |
| クレー | 270勝66敗 | 80% |
| グラス | 115勝19敗 | 86% |
| ハード | 692勝123敗 | 85% |
全て勝ち越してさらに勝率80%超えってそんな選手いるのか?
どのサーフェスにも対応してるってどういうこと?
クレーの勝率が他に比べて下がってるのって、絶対赤土の王者のせいでしょ。
試合でのデータ
| ファーストサーブ確率 | 65% |
| サービスゲームキープ率 | 86% |
| リターンゲームブレーク率 | 32% |
やっぱりサーブはかなりい様子。
これだけ見るとファーストの確率は6割なのにキープ率は86%ということはセカンドサーブもかなりいいということ。
リターンはそこまでではあるけど、32%も取れればいいと思う。
リターンに関してはナダルが33%、フェデラーが27%、マレーが30%、アルカラスが30%でした。
使用ラケット
ヘッド:スピードPRO
とは言ってるものの市販品とは全くの別物。
でもデザインは一緒だからいいでしょう。使いやすいし。
使用ストリング(ガット)
メイン:アルパワーラフ125 クロス:タッチVS
この組み合わせであることは結構有名な話。
本当にあってるかはさておき。


