結論:ほぼブイコア98だった。
そもそもブイコア98に同じガットを張って試してはいないのですが、そうだとしても使い方はほぼブイコア98と同じような感じです。
使用感としては、少し打球感を硬くして、飛ばなくしたブイコア98という感じです。
今回のセッティング
ラケット:グラビティ ツアー 98
長さ | 記載なし |
重さ | 305g |
バランス | 320mm |
フレーム厚 | 記載なし |
フェイスサイズ | 98sq |
ストリングパターン | 16×19 |
ガット:ホークタッチ125(多分)
素材 | ポリエステル |
形状 | ラウンド |
テンションは不明ですが、感覚的に50くらいかなと思います。
インプレ①:飛距離が出ない。
とにかく一番最初に思ったことは「飛ばない!!」です。
軽く打とうとしたらネットするし、張り切ると体力持ってかれるしで、使う人は限定されるかなという感じです。
16×19になったから飛ぶという意見もあるようですが、個人的には飛びはそこまででした。
インプレ②:スピンもそこまで。
かからないわけではないですが、別に特別にかかるという感じはしないです。
旧作のグラビティMPではありますが、それと比べるとスピン性能は明らかに落ちたので、フラット系ユーザー向けです。
インプレ③:打球感はクリアだけど結構硬い。
一番問題はここです。
16×19にした目的って食いつきの変化が大きいかなと個人的には思っていたんですが、食いつきはそうでもないです。
むしろ、かなり硬くなったかなといった印象を受けました。
そもそも前作に98はないので比較はあまりできませんが、98のスペックを出すメリットはあまり感じられないです。
インプレ④:ストローカー向けかなー?
ブイコア98と一緒ということを想像していただけると分かりやすいかもしれないですが、ボレーはそこまでやりやすくないです。
シングルスプレーヤーがやるようなオープンコートを狙うボレーはいいですが、カウンター系のダブルス寄りのボレーはあまり良い印象はありませんでした。
なので、使うならストロークでガンガン攻めた方がラケットの特徴を活かせるかなと思います。
インプレ⑤:デザインはそもそもこれじゃない!
一応、デザイン解禁前に打ったので、自分が試打したのはプロトタイプです。
もう解禁になっているので、見た人もいると思いますが、エグイほどかっこいいです。
総合評価
評価:
前作のグラビティがかなり良かったので、今作もかなり期待しておりましたが、ツアー98に関してはかなり難しい印象でした。
これを使うとなると普段からガッツリテニスをしていて、どちらかというと競技者志向の人向けのラケットかなと思いました。
飛びの悪さと打球感の硬さというかカッチリしすぎている感が強くて、自分では到底扱えませんでした。
ただ、普段から難しめのラケットを使っている人とか、ヘッドで言うとプレステージを使っている人は使えると思うので、チェンジするのもいいと思います。
あとは、ガットを多角形に変えてあげると飛びも打球感も少しは改善されそうなので、それを視野に入れてもいいかもしれないです。
ただ、そこまでするんだったらグラビティMPでいいと思います。
まとめ
今回はグラビティ ツアー 98のインプレとなりました。
98は使えないという結論になりましたが、今回打った感じMPは少し扱いやすそうなので、デザイン買いもありかもと思ったりしています。